ぎっくり腰になったら動かずにベッドで安静 part2

今日は、森田慶子さんのコラム寄稿の引用2回目です。

 

腰痛になったら温める?それとも冷やす?牽引やコルセットの効果?

 

腰痛になった時に温めるべきか、冷やすべきか、しばしば議論になる、

炎症があり、じっとしていてもズキズキしている様な急性期は冷やし、

炎症が引いたら温めるという説がこれまでは強かった。

 

しかし、様々な試験では冷やして良くなったと断言できる結果は出なか

った。急性腰痛に関しては、温めるほうは良い結果が多く、さらに温め

て運動も行うと、温めただけ、運動しただけよりもさらに良い結果が得

られることが判明した。一方で、慢性腰痛に関しては温めて良くなるか

どうかははっきりしない。牽引の効果に関してもいまひとつの結果だ。

坐骨神経痛を伴う腰痛に関しては効果があるとする試験結果もあるが、

それ以外に関しては効果がほぼないという結果に。

 

コルセットは痛みを改善する効果はないが、急性期の機能改善には有用

だ。慢性腰痛に関しては効果が見られず、コルセットは痛が不安定な状

態のときには役立つが、長く着けたままにすると、筋肉を甘やかし、か

えって腰痛を招く危険性が高く、コルセットはあくまで、うかつな動き

をすると強い痛みが走るようなときだけと考えとほうがいい、腰痛を恐

れて年中コルセットをしているのは腰痛対策としてはむしろ悪いことで

ある。

 

マッサージ等の効果もはっきりと良いという結果は少なく、一方、悪化

させるケースは多い、下手なマッサージは避けたほうが安全だ。

 

以上のようにおっしゃっています。

当院でも、開院当初よりぎっくり腰で来院されるお客様には、基本的に

患部を触って熱が無ければ温めてくださいとお伝えしています。

もし、熱がある様なら氷嚢や蓄冷材(アイスノン)等で直接冷やすので

はなくタオル等を巻いて、10分程度冷やすことは伝えています(ぎっ

くり腰になった時に熱が出る事はほとんどない)。

 

来院されたお客様に施術後は、冷やさないように・なるべく普段通りに

動いてください・コルセットはできるだけしないようにとアドバイスさ

せて頂いております。

 

=2度とあの痛みは繰り返したくない 腰痛のない快適な日々を送りたい=

 

 

鍼灸師が良くなっているといったが、整体に行ったと言えなかった。

M 様(40代 男性)

『妻のぎっくり腰と自分のメンテナンスをお願いします。』と言って来院。

 

M様はかなり状態は良いようで微調整で済みました。

 

奥様は10月下旬にぎっくり腰になったとのことです。

 

以前世話になった鍼灸師にお願いし他のですが、痛みは取れたが、違和感

があるとのことです。

腰椎にズレが有り施術改善し、念のためもう一回来院されることをお伝え

し終了。

 

マッサージや鍼灸等によりぎっくり腰で固くなった筋肉を解したため、痛

みがなくなったのだと思われますが、椎骨のズレまでは改善できないため

違和感が残ってしまったのだと思います。

 

M 様も鍼灸師に一緒に診てもらったところ、『良くなっている、綺麗です

と言っていただき、『いわさき整体院に来ているから』と言えず、『以前、

教わった体操をしていたら良くなった』と伝えましたとのことです。

 

=2度とあの痛みは繰り返したくない 腰痛のない快適な日々を送りたい=

 

脊柱管狭窄症と診断され、前屈みでないといられません。

                      F 様(50代 男性)

『30年来の腰痛と、今年の8月に脊柱管狭窄症と診断され、腰椎の

5番が7mmズレていて、手術できないと言われたのですが施術可能

でしょうか?』と言って来院されました。

 

学生時代に陸上のフィルド競技をしていて、腰痛に見舞われたのが切

っ掛けだとのことです。

 

早速触診すると、腰椎の3・4・5番が左ズレと後方に出っ張った状

態でした。また、胸椎の下部にも左ズレとわずかに出っ張りが確認で

きました。

 

各椎骨を施術し、50%ほど改善したところで動作確認していただく

と、背筋が伸びたようだとの感想を頂き、痛みは残っているものの、

我慢できないほどではないとのことで、初回は完了しました。

 

2回目以降の来院時の姿勢の変化を感じれるようになり、腰の痛みや

違和感はほぼなくなったとのことですが、股関節に違和感を感じる様

になったとの事で、股関節の施術も同時進行していくことになり、以

降6回目で股関節の違和感もかなり緩和されたようです。

 

元々、股関節にもズレが有ったのですが、狭窄症の痛みのために股関

節の違和感は隠れていたものと思われます。違和感を感じる様になっ

たということは、確実に狭窄症は改善されつつあるということです。

 

もう少し時間がかかると思いますが、着実に前進しています。

頑張りましょう。

 

=2度とあの痛みは繰り返したくない 腰痛のない快適な日々を送りたい=

50m歩くのがやっとでした

                       Y 様(60代 男性)

7月から来院のY様、来院当初のお話で『今年の2月、2週続けて庭仕事

をしてから痛み出した』とのことで、息子さんに連れてこられの来院です。

 

実は息子さんは以前にぎっくり腰で来院経験があり、その時のことを思い

出して頂き予約を取っての来院です。

 

初回の来院時には、50m歩くのも辛いということで、杖をついての来院

でした、丁度当院の専用駐車場がそのくらいの距離でしたが、施術を繰り

返していくうちに、杖も突かず最近ではお一人で車を運転し、駐車場から

歩いて来院され、お帰りの際も普通に歩かれているようです。

 

2月から5カ月、整形外科に通っていたが一向に良くならないし、脊柱管

狭窄症と診断され、このまま歩けなくなるのではと不安で息子さんに相談

しての来院でした。

 

=2度とあの痛みは繰り返したくない 腰痛のない快適な日々を送りたい=

一睡もできなかったS様 partⅢ

                                                                                       S 様(60代 女性)

『日舞の舞台も2回こなすことが出来、12月にもまた舞台があるのですが、

お稽古も休むことなく出来る様になりました。最近は、1日4000歩以上

歩くことを心掛けているし、歩けることが嬉しいです。此処に来る前の30

年が何だったのかという思いです。』

今回で12回目の来院でしたが、腰椎4・5番と股関節の状態もズレの戻り

は最小限にとどまっているようです。

施術は痛みの元である腰椎4・5番と股関節を中心に調整し、施術中も痛み

は極わずかに感じる程度とのことでした。

 

初めて来院された時は、旦那さんに抱えられ、施術の際にも施術マットに倒

れ込むようにうつ伏せになられました。

身体はくの字に曲がり、腰も浮かせていないと辛い状況にあったのですが、

施術が進むにつれて浮いていた腰も、くの字に曲がった身体も改善され、お

一人で立つこともでき、椅子に座れるまでになったことで、顔色も顔つきも

穏やかになり赤みがさしてきたようです。

 

ぎっくり腰になったら動かずにベッドで安静?  partⅠ

今回は、医療ライターの森田慶子さんが寄稿したコラムを紹介します。

ぎっくり腰になったら動かずにベッドで安静は逆効果!

           これまでの腰痛治療の常識が変わってきた!!

から抜粋して2回に分けて記載します。

第一回 安静よりも運動したほうが絶対に改善する

ヨーロッパの多くの国の腰痛に関する治療ガイドライン、そして日本の最新の

『腰痛診断ガイドライン2012』を見ると、腰痛になった際に「安静にしな

いこと」が勧められている。

 

特にデッドで安静に横たわることを勧めず、患者を安心させて、できるだけ動

くようにさせるよう指導されている。

 

海外では以下のような調査が行われている。

 

急性腰痛の患者を、「2日間、トイレ以外はベッドで安静」にしている様に指

示したグループ

 

理学療法士が指導して「身体を前・横・後ろの各方向に10回1セットで動か

す運動」を行ったグループ

 

「なるべく普段の活動をする」様指導したグループ

 

の3つに分けて追跡調査をした。その後、腰痛の持続期間や程度、欠勤日数、

仕事への支障の程度などを比較したところ、明らかに「なるべく普段の活動

をする」グループが最も良く、次に理学療法士が指導したグループで、「安

静にした」が一番悪い結果だった。

 

また、日本でぎっくり腰を起こした人に対して行われた調査では、「腰痛が

治るまでできるだけ安静を保つように指導された人」と「動ける範囲内で活

動するよう助言された人」の、翌年の再発率を調べたところ、安静を指導さ

れた人のほうが、動ける範囲内で活動を指導された人の3倍も、ぎっくり腰

をて起こしていたのである。

 

=中略=

 

現在はベッドでの安静は最大で2日までで、動けるなら初日からどんどん動

ける範囲で動いたほうが良いとされている。

 

この様に、森田慶子さんが寄稿されていました。

 

当院でも開院当初(2011年)より「安静にしないで動ける範囲で動いて

くださいね」とアドバイスをしています。

 

良い例が当院にもあります。

開院当初、「動ける範囲で動いてください」とお伝えしたのですが、お帰り

の際に「お大事に!」と言ってしまったためか、帰宅されてから安静にした

ほうが良いと思われて、その日はご自宅で寝て過ごされたそうなのですが、

翌日起き上がることもできないとお電話がありました。

再度施術しご理解いただきました。それ以来、お客様がお帰りの際には「お

疲れ様でした」と声かけするようにしています。

 

次回は、腰痛は冷やす?温める?となぜ動いたほうが良いかを森田慶子さん

の投稿を引用して解説したいと思います。

 

=2度とあの痛みは繰り返したくない  腰痛のない快適な日々を送りたい=

 

 

 

 

 

 

13年間の腰痛

 

                                                                                                   M様(20代女性)

13年間腰痛で苦しんでいたのですが、2人目を出産し6ヶ月たち
46時中痛みで苦しんでいるので、施術で楽になるのならと来院な
さいました。

ぎっくり腰も数回経験しているそうで、触診すると胸椎下部から腰
椎5番までズレが有り、また出っ張りも若干有りました。
他に偏頭痛と肩こりもあるとのことで診てみると、頸椎にもズレが
あり以前に鞭打ちが無いか尋ねると、バイク事故で投げ出されたと
の事です。

腰椎を重点的に施術、頸椎等は補足的に施術し、全体的に軽くなっ
たとの感想を頂きました。

=2度とあの痛みは繰り返したくない 腰痛のない快適な日々を送りたい=

月に2度ゴルフに行けるようになりました。

                     I  (70代 男性)

『整形外科で脊柱管狭窄症と言われたのですが改善することが出来

ますか?』ということで来院の I 様。1年半前に腿裏の痺れと痛み

で来院、4回ほどで終了したのですが。

 

今回の来院時は、一見して強度の猫背で改善には、かなりの期間が

かかることが予測できるとお伝えして施術開始。

 

半年程で日常生活には支障がないということで終了。以後はメンテ

ナンスを兼ねて通院間隔を徐々に空けてゆく計画を立て実行してき

た結果、『月に2度のゴルフも出来る様になりました。』と報告を

頂きました。

 

最近は3カ月から4カ月に1度のペースで施術していますが、ズレ

も少なく施術もわずかな時間で済むようになり状態は良いようです。

 

=2度とあの痛みは繰り返したくない 腰痛のない快適な日々を送りたい=

 

 

 

 

此処に来るまでの辛さは

K 様(50代 男性)

椎間板ヘルニアによる、坐骨神経痛と診断されたと言って、来院され

ました。

 

腰椎3番から5番が左ズレと出っ張りを確認、坐骨神経痛は殆ど確認

できず、腰椎の出っ張りによる痛みと思われます。

 

都合6回通院施術し完了、念のため1ヶ月後に点検することになりま

した。

 

様曰く

『最初の施術で翌日には痛みはなくなっていました。痛み止めが無い

とどうしようもなかったのが噓みたいです。』

 

K  様の場合、幸いにも坐骨神経痛は無く椎間板ヘルニアも軽度だった

のだと思われます。

痛みの感じ方は、歌人差があり少しのズレでも強烈に痛みをかんいる

方もいれば、誰が見ても相当ズレているのに、それほど感じない方も

いらっしゃいます。もちろんズレ方で痛みを感じない場合もあります。

 

後は、メンテナンスが重要とお伝えしましたが、もちろん通いますと

のことです。

 

=2度とあの痛みは繰り返したくない 腰痛のない快適な日々を送りたい=

 

 

一睡もできなかったのが・・・Ⅱ

様(60代 女性)

施術5回目を終えて、いよいよ日舞の舞台、この間もお稽古や楽屋等の

準備で忙しく動き回っていたそうですが、僅かな痛みはあるものの無事

舞台が勤められたとのことでした。また、11月末に地方公演があると

のことでした。

 

都合8回施術し順調に改善しているようで、回数を重ねるたびに姿勢も

良くなってきているようです。

 

御本人曰く

『早く良くなりたいが、30年も前からの痛みや歪み、そう簡単には良

くならないのは判っています。痛みをなくしていただけるなら気長に通

いますよ』

と言っていただきました。

勿論、出来る限り早く腰や股関節を気にせず動き回れるよう、施術務め

させて頂きます。

 

=2度とあの痛みは繰り返したくない 腰痛のない快適な日々を送りたい=