坐骨神経痛とヘルニアで歩行も辛くなってきた・・・

A様(60代・女性)

『10数年前にヘルニアと坐骨神経痛で整形外科に通ってけん引と電気治

療をしたのですが、一向に良くならず通院を辞めてしまいました。』

 

『最近になって腰から臀部・太腿にかけて痛みがでだし歩くのも辛い状態

になってきたので予約しました。』とのことです。

 

触診で腰椎の出っ張りと左ズレが確認でき、坐骨神経痛とのことでしたの

で仙骨中心付近の坐骨神経を探ってみましたが、痛みや違和感はなく、臀

部のエクボのあたりに痛みがあるようで、股関節のズレから痛みが生じて

いるようです。

 

施術では、先ず腰椎の出っ張り並びに左ズレを施術(施術度合6割程度の

改善)、股関節は右側が前にズレを調整し終了、一週間の経過観察をして

いただきたいとお伝えしました。

 

A様の場合、ヘルニアはさほど深刻な状況ではなく、腰椎のズレをしてい

く中で改善されるようだと思います。また、坐骨神経痛も出ていないよう

です。

 

整形外科では、臀部や大腿部に痛みが出ていると坐骨神経痛と診断される

事が稀にあります。また、ネットで臀部の痛み・大腿部の痛みで検索する

と坐骨神経痛と検索結果が出ます。

 

座骨神経は脊柱管を通り腰椎の4・5番の間と腰椎5番と仙骨の間から左

右に分かれ、仙骨の中心の左右1~1.5cm位を通り、臀部・大腿部・膝

裏へと続く人体で最も太く長い末梢神経です。このことから臀部等に痛み

があると坐骨神経痛と診断されるようです。

 

整形外科で坐骨神経痛と診断され、治療や薬を処方されても良くならない

場合は、お近くの腰痛専門の整体院を受診してみることをお勧めします。

 

股関節は骨盤(仙骨と左右腸骨から成る)の左右腸骨側の臼状のへこみに

大腿骨側の球状部が治まる形で周りの筋肉で保持されていいます。このた

め形状的にズレ易く、年齢と共に筋力が低下することでズレが生じ、それ

以上ズレを生じさせないために臀部等の筋肉が硬直し神経を刺激すること

で、臀部等に痛みや痺れとして表れます。

 

当院では以前、薬剤師さんが来院され坐骨神経痛と診断され、薬を処方さ

れ飲んでいるが、一向に良くならないと言って来院された方がいました。

その方もやはり股関節のズレからでした。この方の場合も施術を繰り返す

ことで安定するようになりました。もちろんウォーキング等で筋量UPもア

ドバイスさせていただき実行していただきました。

 

 

 

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です